「証券アナリスト」の仕事を夢みて、アナリスト試験に挑戦している人も多いかと思いますが、残念ながらアナリストの資格(日本証券アナリスト協会検定会員)には、独占業務がありません。
簡単に言うと、アナリストの仕事は、医者や弁護士のように資格を持っていなければできない仕事ではないのです。
私も現役でアナリストの仕事をしていますが、マーケットの現場にはアナリスト資格を持っていない有名アナリストも多くいらっしゃいます。
すなわち、実務においては必須資格ではないのですが、それでも私は証券アナリスト資格を取得するメリットは大きいと考えています。
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証券アナリスト資格を取得するメリット
証券アナリストに必要な最低限の知識を学ぶことができる
証券アナリストの試験勉強の中では、アナリスト業務に必要な最低限の知識を学ぶことができます。
また、キャリアや知識が未熟な新米・若手アナリストにとっては、少なからず名刺に書かれた「アナリスト資格」という肩書けられることもあるはずです。
例えば、企業調査(IR取材)の時には、上場企業の社長や経営陣(役員)などお偉い方が対応してくれることが多いです。どんなに頑張って準備をしても経験など雲泥の差があるでしょう。
でも、経験不足・未熟だからこそアナリスト資格を通して「最低限の知識があること」「アナリスト業務への情熱」を伝えることができます。少なからず、実務現場において「アナリスト資格」が私をサポートしてくれることがありました。
学生の就職活動にアナリスト資格は有利か?
大学生などから「証券アナリストの資格は就職に有利ですか?」という質問を頻繁にお受けします。
まず、「
単に「アナリストになりたい!」というよりも、「アナリストの仕事がしたくて資格を取得しましたが、楽しくで夢中になりました。試験勉強を通して一層、アナリストの仕事がしたいと強く思うようになりました」
ただ、そのアナリストの資格自体や知識を就職活動において評価してもらえるかどうかについては、私には分かりません。
何故ならアナリスト資格は、
もしかすると金融分野での実務経験がない学生にとっては、証券アナリストの資格を取得するために多くの時間が必要になるかもしれません。
例えば、学生生活の大半を費やして勉強する必要があるかもしれません。
しかし、社会人になり実務と合わせて勉強すれば、帰りの電車+
あくまで、個人的な意見としては、
ただ、
知識は簡単に学ぶことができますが、多くの経験を積み人格を形成するためには多くの時間や出会いが必要です。
アナリスト資格を取得するメリット(転職・キャリアアップ)
私は、新卒で営業として証券会社に入社しましたが、証券アナリストの資格を取り、会社と時間をかけて交渉した結果、営業からアナリストの業務に就くことができました。
しかし、
しかし、
➡️冴えない営業員が資格取得後にIRにキャリアチェンジした話
ネット情報ほどアナリスト資格の取得は難しくない
たまに「資格なんて取得しても意味がない」と言う人もいますが、合格すれば、いつでも捨てることができます。