アナリスト1次レベル試験は、経済・財務・証券分析の3科目に合格する必要があります。
そのため、「1次試験はどの科目から受験するべきですか?」と質問をされることが多くあります。
しかし、私は必ず3科目一気に受験して絶対に3科目一括一発で合格するべきであると考えます。その理由を以下、お話ししたいと思います。
※経済・財務・証券分析は、個別に受験することが可能です。試験は年に2回あるので、3年の間に合計6回受験することができます。仮に1科目、不合格となった場合でも、2科目の合格は何年か有効となりますよ。
Contents
アナリスト1次試験を3科目一括受験すべき理由
1次試験は財務・経済→証券分析での受験推奨されることが多い
アナリスト1次試験は、マルチプルチョイス・拓一試験です。
- 証券分析とポートフォリオ・マネジメントが180分、
- 財務分析が90分
- 経済分析が90分
仮に、1科目づつ受験する場合は、基礎的知識となる財務分析と経済をまず受験し、その後に証券分析とポートフォリオ・マネジメントを受験することが推奨されることが多いです。
しかし、是非、3科目一括受験、一発合格を目指して欲しいと思います。
アナリスト1次試験は3科目一発受験が効率的
アナリスト1次試験は3科目ありますが、経済・財務・証券分析、それぞれの科目が全く独立した内容ではありません。それぞれに共通するような内容が多くあります。
そのため、基本的な知識(財務・経済)→証券分析とポートフォリオ・マネジメントを一方通行に勉強するのではなく、相互(⇄)に勉強する方が効率的である思われます。
例えば、2+3=5だけでなく、5-3=2を知ることでその理解が深まると思いませんか?
勉強効率やモチベーションの維持にもおすすめ
証券アナリスト資格、1次・2次試験に合格する最も効率的なスケジュールは、春に一次レベル試験に合格して、翌年夏に二次レベル試験に合格するイメージです。
例えば
- 2019年春1次3科目合格(→万が一不合格でも秋に3科目合格できればOK)
- 2020年夏に2次試験合格→証券アナリスト検定会員!
と言うイメージです。
また、資格を取るための試験勉強の期間が長引くほど、モチベーションを維持することが難しくなります。短期集中で一気に合格して、次のステップに進むべきです(人生の貴重な時間を無駄にしないように。)
春に1次試験を合格できれば、次の2次試験まで1年以上の時間があります。1次試験のときの境界のテキストなどをゆっくり読み返したりして過ごせば、理解が一層深まるはずです。
(私は、春に1次レベル試験に3科目一括合格して、翌年夏まで時間がありすぎたので、秋にCFPのいくつかの科目を受験していました。)
春秋で1次合格して、翌年夏に2次を受験すること
秋に1次試験、翌年夏に2次試験でも可能ですが、万が一、秋の1次試験で不合格科目があると翌年夏に2次試験を受けることができなくなります。そのため、余裕を持って1次試験は春に3科目合格できるようにしましょう。
仮に、1次試験を科目ごとに受験する場合でも、必ず春・秋試験で1次3科目に合格して欲しいです。2次試験までの期間を必要以上に伸ばすべきではないからです。翌年夏の二次レベルに挑戦して欲しいです。
アナリスト1次の試験内容・概要
- 証券分析とポートフォリオ・マネジメントは、統計学やファンダメンタル分析、株式や債券の分析、ポートフォリオ・マネジメントが主な内容です。
- 財務分析は、損益計算書、貸借対照表、財務諸表などを通して、企業の活動状況を知る方法を学びます。
- 経済では、マクロ経済やミクロ経済への理解から証券分析とポートフォリオ。マネジメントを理解するための基礎を学びます。
コメント
2次試験について、春に1次試験に3科目合格しても、通信講座の受講があるので2次試験は翌年夏以降でないと受験できないのでは?