証券アナリストを目指している皆様、こんにちは。
「証券アナリスト試験」というと数学や計算が難しいイメージがありますよね。実際、日本アナリスト協会から送付される通信教育のテキストを開くと、数式の多さにゾッとする人も多いかもしれません。
今回は、証券アナリスト試験合格のために重要な平均と標準偏差、神アイテムである金融電卓・関数電卓についてお話しします。
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証券アナリスト試験に必要な数学
統計学や数学が得意でない人は、標準偏差、ルート、σ、平方根、モーメントetc…という言葉を耳にするだけで、苦手意識をお持ちになる方も多いと思います。
でも、数式は、一度理解することができれば、とても簡単です。
例えば、「KY=空気読めない」と同様の使い方をしているだけです。
証券アナリスト試験における数学・計算は、「平均と標準偏差σ」だけ理解しておけば、何も問題はありませんよ。
証券アナリスト試験に必須数学は平均と標準偏差
証券アナリスト試験のテキストや問題集を開くと覚えるべき計算式が多数出てきますが、基本的には「平均と標準偏差」さえ、しっかりとマスターしておけば、展開していけるようなものばかりだと思います。
正規分布を前提とした、3次、4次モーメント(歪度、尖度)についても、分散あるいは正規分布を前提としているので、容易に処理することができます。
まずは、平均と標準偏差だけを完璧にマスターしていきましょう!
確率変数の分布を示す「モーメント」
株価や売上は、固定されていない不確実なものであり、「確率変数」と呼ばれます。
この確率変数の分布の特徴を示すものを「モーメント」と言います。
- 1次モーメント:平均
- 2次モーメント:標準偏差・分散
- 3次モーメント:歪度(確率分布の左右対称からの歪み)
- 4次モーメント:尖度(確率分布の山の頂点の尖り方)
証券アナリスト試験の神アイテム「金融電卓・関数電卓」
よっぽど数学が得意な人を除いて、絶対に購入してほしいのが金融電卓あるいは関数電卓です。
正直、私はこの金融電卓がなければ、アナリスト試験には合格できなかったと思うほど便利なアイテムです。
写真の右側(金融電卓のカバー部分)を見てほしいのですが、この金融電卓さえあれば複雑な計算を簡単にすることができます。
私は、アナリスト協会が推奨(当時)していたカシオの金融電卓(FC-200)を購入しました。