冴えない中堅証券営業マン|アナリスト資格取得後、IRにキャリアチェンジ

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Bさんのスペック

  • 35歳、新興企業の平社員でIR
  • 新卒で準大手の証券会社に就職:リテール営業
  • 専門職へのキャリアチェンジを目指してアナリスト資格を取得したものの
  • 異動の希望は通らず、転職して新興企業のIRチームの一人

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IR取材を通してBさんと出会う

IR取材を通して、Bさんと出会いました。

誰もセルサイドのアナリストがカバーしていないような新興企業のIRチームの一人です。

年が近いことや新卒で証券会社に就職してリテール営業をしていたこと、キャリアチェンジを目指してアナリスト資格を取得したことなどの共通点があり、仲良くお話するようになりました。

リテール営業をしながらアナリスト資格を順調に取得

彼は、入社4年目、20歳後半でアナリスト資格の勉強を始められました。

1次試験を春秋で取得し、2次試験は2回目の受験で合格したそうです。

比較的順調に資格を取得された印象です。

(私もそうですが、1980年代後半以降に生まれた世代って、要領よく、「資格を取得する」という目的だけを達成できるスキルに長けているような気がします。必ずしも、その中身が伴っているかはわかりませんが。)

アナリストへのキャリアチェンジは容易ではない

証券会社に勤務していて、仮にアナリストの資格を取得したとしても、「アナリスト」へのキャリアチェンジは、容易ではありません。

また、アナリストとして転職を希望したとしても、未経験者の求人はほぼありません。

少なくとも2〜3年のセルサイドあるいはバイサイドの経験を必要とする求人がほとんどです。

Bさんの場合も、リテール営業をしながら、アナリスト資格を取得したにもかかわらず、

7年ほどの間アナリストの業務だけでなく専門職への社内異動の希望は通らなかったそうです。

アナリスト資格を活かして企業IRに転職

IR (Investor Relations)とは、投資家と企業のコミュニケーションを指します。

そのため、投資家の立場であるアナリストからIRへのキャリアチェンジの機会は少なくありません。

実際に、セルサイド・バイサイドのアナリスト経験があるIR責任者の方も多くいらっしゃいます。

私もセルサイドのアナリストをする中で、企業の方からIR担当への引き抜きのお話をいただいたこともあります。

Bさんの場合も、証券会社で10年以上リテール営業をしてきた金融の知識や、

アナリストの実務経験はないもののアナリスト資格を取得する中で身につけた専門知識を活かして、

新興企業のIR担当の仕事にキャリアをチェンジされました。

アナリスト資格は転職に有利なのか

金融からIRへのキャリアチェンジという観点からは大いに役立つと思います。

若手証券マンであれば、アナリスト資格を取得して、大手企業のIRの下っ端に転職する手助けにもなりそうです。

あくまで任意的な民間資格

例えば、

弁護士は、弁護士の資格がなければ、弁護士を名乗ることができません。

医師は、医師の資格がなければ、医師を名乗ることができません。

しかし、アナリストの場合は、アナリストの資格がなくとも、アナリストの業務を行うことが可能ですし、アナリストの肩書き(あくまで肩書き)を名乗ることができます。

その点で、必須資格とは言い難いです。アナリスト資格を有さないトップアナリストも著名なアナリストもいらっしゃいます。

また、アナリストの求人は、経験者を対象とした求人か、医療分野での実務経験がある人を対象とした医療担当アナリストなど非常に高い専門性に限定した求人が多い傾向にあります。

したがって、前述した通り全くのアナリスト経験がない金融業界からのキャリアチェンジは、狭き門だと思われます。

そんな時に、大きく役立つかはわかりませんが、資格が足を引っ張ることはないでしょう。

少なくとも、ないよりはあったほうが良いという印象でしょうか。

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