公認会計士試験などに次ぐ難関試験と言われることもある「証券アナリスト試験」ですが、私は、証券会社で働きながら独学で合格することができました。
私は、決して地頭が良い方ではありませんが、ちょっとした工夫で、比較的簡単に合格することができました。特に、1次レベル試験においては、テキスト3冊を回して完璧に仕上げるだけで合格することができたので、とても簡単でした。
証券アナリスト資格は、金融業界だけでなく一般企業においても評価が高まっている資格ですので、特に若い人にほど挑戦してほしい資格です。
テキスト3冊を完璧に仕上げればアナリスト1次試験に独学合格できます!
証券アナリスト試験は、独学で簡単に合格することができます。
(TACや大原などの資格の予備校に通う必要はなく、以下に紹介する3冊のテキストを自宅で勉強すれば、合格することができます。)
ただし、「独学」と言っても、証券アナリストの試験を受験するためには、証券アナリスト協会が運営する「通信教育」を受講することが絶対条件となっています。
アナリスト協会の通信教育が必須です
アナリスト試験の第一関門である1次試験を受けるためには、協会の通信講座を受ける必要があります。
通信教育と言っても自主学習形式なので、試験を受けるために「名ばかり通信教育費用55,000円(3科目一括)+α試験を受験費用」が必要という認識です。
大量のテキストが送られてきますが、試験に合格のためには、一切不要です。
(ただ、実務をしながら読み返すと大変充実した内容であることに気が付きましたので、テキストは大切にしてほしいです)。
証券アナリスト資格取得に必要な費用はコチラで詳しく解説しています。
アナリスト試験の申し込みは➡️日本証券アナリスト協会【公式】HPからお願いします。ただ、会社や学校からの申し込みで割引になる場合もありますので、所属企業にご確認してみてください。
証券アナリスト1次試験は3科目一括で受験することが重要
「証券アナリスト1次は、どの順番で受験すればいいですか?」と質問を受けることが多くあります。
ズバリ、「証券アナリスト1次は3科目一括で受験するべきです!」
経済・財務・証券分析と3科目に分けられているものの、全く異なる内容ではなく、それぞれに関連性があります。そのため、3科目一括で勉強を進めることが最も効率的だと思います。
そして、何事も「短期集中」が重要です。受験期間が長引けば、長引くほど、モチベーションは低下します。
さっさと勉強して合格して次のステップに進みましょう。たかが証券アナリストレベルの試験に、長い時間をかけるのは貴重な人生の時間がもったいないです。
3科目一括で受験すべき理由はコチラの記事で解説しています
関連記事:1次試験は3科目一括合格すべき理由
このテキスト3冊で証券アナリスト1次に合格できます
「どの問題集を購入するか」、これで試験の合否が7割決まると言っても過言ではないでしょう。問題集は最重要です。
この3冊のテキストを8割以上、できれば9割以上、完璧に仕上げましょう!
ちなみにTACの証券アナリスト一次試験のテキストは各科目「まとめ+過去問題集」の2冊セットで合計6冊購入する人もいるようですが、私は過去問題集1冊(3科目分)で十分だと思います。
以下、個人的な考えではありますが、
自分で購入した問題集は、資格の専門学校がしっかりアナリストの試験を分析して作成された問題集です。出題頻度の高いものから8割程度カバーされているのではないかと思います。
そのテキストを8〜9割クリアできていれば、試験に合格するという点では、確実に合格できるのではないかと思います。
証券アナリスト1次に合格するためには、過去問3年分も完璧に仕上げる!
過去問3年分についても問題集同様に管理表を作って7割まで仕上げます。試験直前に問題集+過去問の正答率が8割〜9割になっていれば、合格できると思います。
時間に余裕があれば、協会テキストにも目を通しましょう
すでにご紹介したTAC過去問題集やアナリスト協会から送られてくる過去問を勉強して、時間に余裕ができれば、アナリスト協会から送られてくるテキストに目を通しても良いでしょう。
証券アナリスト1次に合格することだけを考えれば、アナリスト協会から送られてくる数多くのテキストは不要だと思います。
ただ、とても充実した内容のテキストです。
問題集で学習した分野の復習や理解を深めるために有効だと思います。(合格してから数年後に読み直しても勉強になるような濃い内容のとてもいいテキストです。試験に合格することだけを考えれば協会テキストは不要であると思いますが、社会人として生きていく上で最低限知っておくべき教養的な内容ですよ)
繰り返しになりますが、「試験に合格する」という目標を達成するためには、問題集を9割仕上げることが必須であり、協会テキストはできれば〜無理せず程度です。
何より問題集+過去問の正解率を上げていきましょう。
➡️最新【完全版】証券アナリスト資格に独学簡単に合格できた方法を一挙公開|必読記事
証券アナリスト1次の独学・勉強方法
それでは、証券アナリスト1次に合格するための具体的な勉強方法を紹介しましょう。証券アナリストに限らず、様々な試験勉強に応用できる勉強方法だと思いますよ。
学習管理表を作成してモチベーションアップ
経済・財務・証券分析の科目分野ごとに、「学習進捗表」を作成します。
テキストには、分野ごとにインデックスをつけて、この管理表に分野ごとの正答率を記入して、学習の進捗管理を行います。
分野ごとに、学習しや日にちと正答率を記入して、最終的には正答率9割を超えるところまで仕上げます。
どのようなスタイルでもいいと思いますが、私が実際に使用していた学習管理表を写真で乗せています。(ってただの表ですね笑)
学習の見える化でモチベーションアップ
この「学習管理表」を作成すると、自分の得意不得意分野を一目で確認することができます。
苦手な分野を繰り返し勉強して正答率を上げていくだけでなく、やる気がでない時には得意な分野を解いて、モチベーションを上げるといった活用方法もありますよ。
どのような試験においても、繰り返し学習することは非常に大切です。
試験に合格できない人は「地道な学習の積み重ね」ができない人ばかりです。繰り返し勉強することは、地道で退屈な作業だからです。
だから、学習を見える化して、モチベーションを維持することはとても大切なことだと思います。
証券アナリストのストイック学習方法
- 問題集は、管理表を見ながら基本的に正解率の低い分野や回数の少ない分野からマスを埋めるように答練を進めます。ただ、やる気や自信がなくなった時は得意な分野を解いて「ヨッシャー!」と一人でモチベーションをあげましょう。
- 択一問題の答練は正誤だけでなく、それぞれの選択肢ごとに、どこが間違っているのか、どこが正しいのか、一つ一つを確認します。
- 覚えることなどは、自分の声を録音して、起きた瞬間から移動時間など、ずっとBGMとして流します。(試験当日も聞きつけることで、緊張感がなくなり、リラックスして試験に臨むことができます。)
- 問題集が重たい場合、容赦なく問題集を切断しましょう。垂直にナイフを入れると、綺麗に分断できます。あるいは写真やpdfにできるアプリでスマホにいれてしまうのも良いです(使用は個人の範囲でお願いします。)
- 試験当日は、お昼を挟んだ試験ですが、お昼ごはんは持参した方が良いと思います。コンビニなどで好きな飲み物や気分転換できるアイテムをたくさん準備しておきましょう。
- 体温調節ができる服装で、家着に近dいような、楽な格好でいきましょう。(私は試験日はメガネスッピンブスです。
スッピンなら会社の人にも気付かれず一石二鳥!無駄な時間を減らしましょう。)
- 耳栓は必須です。試験会場だに癖の強い人がいますよねー。そんな人に左右されたらもったいないので、直前に模擬試験をしながら耳栓になれておきましょう。
合格した日、アナリストとして活躍する自分を想像しましょう
毎日、合格した日、合格通知を見る姿、アナリストとして活躍する自分をいつも妄想してください。イメージできることは、現実となります。
自分の未来をつくるのは、今の自分です。
➡️最新【完全版】証券アナリスト資格に独学簡単に合格できた方法を一挙公開|必読記事
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
3冊を完璧に仕上げて1次試験に独学合格しましょう!