証券アナリストやAFP/CFP資格を取得するために、TACや大原、LECなどの資格の予備校・専門学校が不要である理由についてお話しします。
特に、社会人の場合は、経験や知識、分野によって得意・不得意分野がありますので、独学の方が圧倒的に効率的だと思います。
それでは、資格学校を利用する場合、独学で勉強する場合のメリット・デメリットについてみていきましょう。
Contents
資格取得に予備校が不要な理由【独学のメリット・デメリット】
証券アナリスト試験を独学で学習するメリット
独学のメリットは大きく次の2つです。
- 費用が安い
- 自分のペースで勉強できる
独学の最大のメリットは費用が安いこと
独学で学ぶ最大のメリットは、費用が安いことです。
証券アナリスト資格の場合
仮にTACを利用して証券アナリスト資格に受験する場合、初学者向けの1番安いwev通信教育で1次試験に21万円、2次試験に23万円、合計約50万円が必要になります。(参考➡️TAC公式HP証券アナリスト)
50万円ってとても高額だと思いませんか?
しかし、独学であれば、1次試験テキスト3冊、2次試験テキスト5冊程度を学習すれば合格できます。
自分のペースで勉強できる
TACなどの資格講座を利用した場合、講座のカリキュラムに沿って学習することになります。
しかし、実務の経験がある社会人にとっては分野によって、知識レベルが大きく異なるはずです、
証券アナリスト試験の場合、経理や財務部署で仕事をしている人にとって財務分析はとても簡単でしょう。また、経済学部を卒業した人にとっては経済分析はとても簡単なはずです。
人それぞれ得意不得意分野があるにもかかわらず、資格講座のカリキュラムに依存して勉強することはとてもストレスになります。
全く知識のない大学生などでない限り、自分の知識レベルに合わない学習計画で勉強することは非効率です。
また、独学であれば、仕事の忙しい時期、時間に余裕がある時期など、時間的なペース配分も自分に合わせて計画することができます。
自分の知識レベル、勉強のペースに合わせて学習できる点は、独学の大きなメリットです。
資格学校のデメリットは費用が高いこと
資格学校の最大のデメリットは費用が高いことです。
すでに述べた通り、TACを利用して証券アナリスト資格に受験する場合、初学者向けの1番安いwev通信教育で1次試験に21万円、2次試験に23万円、合計約50万円が必要になります。
正直、証券アナリスト資格を取得するために50万円ってとても高いと思います。
資格学校だけでなく、証券アナリスト試験を受験するためには日本証券アナリスト協会の通信教育を受講することが必須だったりetc…その他の費用も必要です。
資格学校のメリット/何故、必要なのか?
資格に合格するためにも、仕事で成果を上げるためにも、必要なことはただ1つです。
「①正しい計画を立てること+②計画通りに行動すること」
この「①正しい計画を立てること」ができない人は、資格の予備校に通うメリットがあるかもしれません。(②計画通りに行動できない人は、資格学校に通っても独学で学習しても、合格することはできないですよ!!)
資格学校に通うメリット
資格の専門学校に通うメリットは次の3つです。
- 試験合格までの予定を立ててくれる
- 最新の試験対策情報を提供してくれる
- 仲間とモチベーションアップ
試験合格までの予定を立ててくれる
資格の専門学校に通えば(通信教育を受講すれば)、必要なテキストを一括で揃え、与えてくれます。例えば、初学者向けのコースでは、テキスト、問題集、模擬試験などフルで構成されています。
そのため、自分で何かを調べたり考えたりする必要はなく、資格学校から与えられた教材を指示された通りに、勉強すれば資格に合格できるでしょう。
(ただし、金融機関などで実務経験がある社会人にとっては得意分野も不得意分野も合わせて学習しなければならず、資格講座が逆に非効率になる可能性もあります)
最新の試験対策情報を提供してくれる
「最新の試験対策情報を提供してくれる」点については、資格の予備校に通う大きなメリットだと思います。
TACやLAC、大原などの大手専門学校では、試験ごとに出題傾向などを分析して、次の試験の出題可能性(ヤマ当て)などを行っています。
(でも、例えば、次のページで紹介しているTACの問題集を購入すれば、1番前のページに過去試験の出題傾向を分析した内容などが記載されています。
また、心配であれば、全国公開模試試験だけを受けてもいいと思います。
証券アナリスト試験の全国公開模擬試験は、TACの場合、1次試験1万5千円、2次1万8千円で受験することができます(➡️TAC公式HP証券アナリスト)
私は、証券アナリスト2次試験のTACの全国公開模試試験を受けましたが、驚くほど丁寧に採点・添削してくれました!
いずれにしても、証券アナリスト試験の対策で1次・2次試験のために50万円も支払うのは高すぎるかなっと個人的には思います。
資格学校仲間とモチベーションアップ
資格学校の通信教育ではなく通学を選択した場合は、学校に通うことで同じ試験を受験する仲間に出会います。そのため、仲間と出会うことで学習のモチベーションがアップするというメリットもあるでしょう。
でも通学にかかる時間的なコスト・体力的なコストを勘案すると、とても効率が良いこととは思えません。そもそもモチベーションがないのであれば、証券アナリスト試験なんて受験しなければ良いのではないかと思います。
証券アナリスト試験に合格するためには、独学か資格学校かどちらがオススメですか?
資格に合格するためにも、仕事で成果を上げるためにも、必要なことはただ1つです。
「①正しい計画を立てること+②計画通りに行動すること」
まず、②計画通りに行動できない人は、試験を受験することを諦めましょう。計画通りに行動できないのであれば、成果や結果を出したいと考えること自体を辞めるべきです。
独学か資格学校の通うかを議論する上で最も重要なことは「①正しい計画をどう立てるか」です。
私の私見では、証券アナリスト試験は、さほど範囲が広い訳でもなく、難しい訳でもありません。そのため、1次試験でテキスト3冊、2次試験でテキスト5冊を完璧に9割以上に仕上げることができれば、必ず合格することができます。
だから、自分で問題集を合計8冊、完璧に仕上げることができる人は、独学で挑戦してほしいと思います。
一方、自分で勉強ができない人、資格学校の指示通りに行動することを望む人などは資格学校に通った方がいいのかもしれません。