「証券アナリストになるためには英語が必要ですか?」という質問をお受けすることがあります。その答えは、「あらゆる仕事において言語は使えた方が絶対に良い」です!
世界でどの国の言語を母国語とする人口が一番多いのか、また、どの言語が最も使用されているかについてもデータとともに解説しますので、是非お読みください。
Contents
証券アナリスト・金融機関で活躍するためには英語は絶対必要
例えば、日本語しか話せないあなた!広い世界のほんのわずか数%の範囲しかあなたは見ることができないことに気付いていますか?私は企業分析の仕事をしていますが、日本語しか理解することができなければ、日本語で書かれた情報しか得ることができません。でも英語が分かれば、英語で書かれた情報、海外を含めた市場環境を調査したり、海外の連結子会社のレポートや競合企業の状況についても知ることができます。
つまり日本語しか話せない時点であなたは情報劣位者なのです。自分で英語を理解できなくても、英語ネイティブの人を雇うことができれば問題ないと考える人もいるでしょうが、私は自分自信で得る一次情報が一番大切だと思います。
参考までに、世界で最も人口の多い母国語者、また使用されている言語について解説しますね。これを読めば、英語、言語教育へのモチベーションがアップすること間違いなしです!
また、証券アナリストやファンドマネージャーとして転職する際には、英語力がなければとても不利になるという話もしますので、最後までお読みくださいね。
母国語とする人が多い言語ランキング
(引用:Statista「the most spoken languages worldwide(native speakers in millions)」)
グラフをご覧ください。Statistaniによると、世界で最も母国語とする人口が多い言語は、中国語で13億人です!!以下、次の通りです。
- 中国語:13億人
- スペイン語:4.5億人
- 英語:3.7億人
- ヒンディ語3.4億人
- アラブ語:3.1億人
- ベンガル語:2.2億人
- ポルトガル語:2.1億人
- ロシア語:1.5億人
- 日本語:1.2億人
となっています。
2019年6月に国連が発表した新しい報告書によると、世界の人口は現在77億人だそうです。(参考➡️国際連合広報センター【公式】HP)。仮にStatistaniのデータ通り、日本語を話す人口が128百万人とすれば、世界人口に占める日本人の割合は約1.6%とです。たったの1%ちょっとの世界であなたは生きているのです。
ここまでは、母国語の人口構成についてですが、これが「使用される言語の構成」になると、そのランキングは一気に変わります。
世界で最も使用される言語ランキング
世界で最も使用されている言語は、英語です。次いで中国語です。こちらのランキングについては公式な情報を見つけることができなかったので、参考までにご覧ください。英語 15億人
- 英語:15億人
- 中国語:11億人
- ヒンドゥー語:6億5000万人
- スペイン語:4億2000万人
- フランス語:3億7000万人
- アラビア語:3億人
- ロシア語:2億7500万人
- ポルトガル語:2億3500万人
- ベンガル語:2億3300万人
- ドイツ語 1億8500万人
仮に英語を話すことができれば、世界の15億人の人と言葉を交わすことができる可能性が広がります。この素晴らしさ、どう表現すれば良いのか分からないのですが、私は言語は生きる世界を広げると考えています。
ちなみに私は第2言語に英語、第3言語に中国語を学び、大学では米中通訳の勉強もしましたよ。現在は小さな会社のしょぼい証券アナリストではありますが、やはり英語や中国語の情報を直接入手、理解できることは私の強みだと思っています。
アナリスト・ファンドマネージャーの転職の際には必ず英語力が問われます
英語力は必要不可欠というわけではないですが、入社時に英語が得意でなくても1年以内に使えるようになる人がほとんどです。それに転職の話をいただく際には、英語話せて当然みたいな雰囲気だと個人的には思います。必要最低条件的な。わざわざ聞く余地もない的な。
ただ、英語全く話すことができないのに、投資パフォーマンスがとてもいいセルサイドのアナリストさんは、いいお値段でバイサイドに引き抜かれていった人もいるので・・。英語はできればいいと思いますが、それを超える能力があればいいのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。