資格試験に限らず、短時間で結果を出すことができる「成功者」に共通していることは、「基礎を完璧」に身についているということです。
基礎を身につけることなく、自分の欲求や興味のままに勉強の範囲を広げてしまうと、特に後半以降の勉強効率が非常に悪くなります。基礎を最初にしっかりと身につけておけば、スタートダッシュこそできませんが、後半の伸びが非常に大きいです。
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基礎・基本を大切にすること
あなたの周りにもいるはずです。
同じミスを何度も繰り返す人、無駄な作業ばかりをして効率の悪い人
あなた自身がそうかもしれません。
一方では、
一度学んだことは一度で覚え、次々に新しい成果を出していく人もいるはずです。
この両者の違いは、何でしょうか?個人個人の生まれ持った能力の違いなのでしょうか。
もちろん個人差がないとは言いませんが、何十年と積み上げられた日々が、その違いを生み出していると考えることもできるでしょう。
成功者に共通しているのは基礎・基本を学ぶ姿勢
私は、幼い頃から空手道を習ってきましたが、稽古の半分以上は「基本」と言われる同じ練習を行います。暑い日も寒い日も、試合の日も審査の日も、必ず同じ「基本」の稽古を行うのです。バレエにおいても、あらゆるスポーツにおいて同様のことが言えるかもしれません。
スポーツをイメージすると分かりやすいですが、学習において、基礎・基本を繰り返し学ぶことができている人は多くないと思います。
何故なら、基礎を習得するためには、地味で地道な繰り返しだからです。自分の関心や興味に流されて、勉強する範囲を広げ、結果、非効率な勉強方法になってしまっている人が多いのが現実です。
勉強の前半はとにかく基礎に費やす
証券アナリスト試験は、さほど難しい試験ではないので、基礎といってもそんなに範囲が広いわけではありません。飽きっぽい人でも多少の努力で、必要な基礎を身につけることができるはずです。
必ず、基本的な知識や理論を十分に学び、定期的に復習するようにしてください。
1次レベル試験では基本的な知識や理論が問われます。難しいとされる2次レベル試験においても基本的な知識や理論から応用して論述できる問題が多いです。
そのため、基礎がないまま(基礎を丸暗記して理解できていないまま)、2次レベル試験に臨むことは、英単語を知らないままに英字新聞を読むようなものです。非常に非効率な作業であると分かるでしょう。効率的かつ効果的に英字新聞を読むためには、必ず英単語を知っておく必要があります。
急がば回れ
私は、このサイトでいかに「効率的・効果的」に成果を出すかということが重要であるとお伝えしてきました。いかに楽をして成果をあげるかという観点は、最小のコストで最大のパフォーマンスを上げるために、大切なことです。
しかし、それは、次々に新しいことに挑戦するということではありません。
直近、目の前だけの成果を求めるのではなく、もう少し長期的な視点で物事の効率を判断する際には、必ず「基礎・基本」が重要となります。
すなわち、いきなり結果を求めることは、長期的には非効率で遠回りとなってしまうのです、目先の利益を求めず、先に、基礎基本を習得する方が長期的には近道となることが多いのです。基本・基礎を大切にすることで、自然と成果が出るはずです。
著名人の名言
マイケル・ジョーダン
一瞬でも基本を忘れたら、根本から崩れさってしまう。
スポーツにおける正しい技術、会社における倫理、心構えといった基本を忘れたら、試合に勝てないし、会社や学校で成績をあげることもできない。
マイケル・ジョーダン